先日、馬路村の山にて、施主様ご家族による「伐採祈願祭」が行われました。
今回伐採するのは、これから施主様の新しい住まいに使用される樹齢約65~70年の杉です。
普段、私たちは山から運ばれてきた原木を製材し、建築用の木材として送り出していますが、その木が山に立っているところから施主様に見ていただける機会は、決して多くありません。

山の中を進み、実際に使用する木のもとへ。
馬路村森林組合の方から伐採について説明を受けた後、施主様ご家族にも木に斧を入れていただきました。
大きな木を目の前にすると、製品として並んでいる木材とはまた違った、山の木そのものの力強さを感じます。

お子様にも、ご家族と一緒に体験していただきました。
これから住まいに使われる木に実際に触れることも、家づくりの一つの思い出になっていただければと思います。
体験を終えたお子様からは、「また来たい。」という嬉しい感想もいただきました。

その後は、馬路村森林組合の職員の方による伐採を見学しました。
山に立っていた一本の杉が伐採され、ここから建築用の木材へと姿を変えていきます。

伐採されたばかりの木の切り口も、間近で見ていただきました。
普段目にする建築用の木材になる前の姿を知っていただくことで、「どこの山で育った木なのか」を身近に感じていただけたのではないでしょうか。

今回伐採された杉は山から土場へ運ばれ、このあと馬路林材加工協同組合で製材します。

製材した木材は、減圧乾燥、モルダー加工を経て出荷され、施主様の新しい住まいでは柱や梁として使われる予定です。
山で約65~70年の年月をかけて育った一本の杉が、さまざまな工程を経て、これから住まいを支える木材になっていきます。

山に立つ一本の木から、住まいを支える一本の木材へ。
私たちも、その大切な過程の一端を担う者として、これから丁寧に木をつないでいきたいと思います。

このたび「伐採祈願祭」にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
施主様ご家族にとって、この日の体験も含めた家づくりが、長く心に残るものとなれば幸いです。
また、今回とは別に伐採祈願祭を希望されるお声もいただいています。
開催時期や現場の状況などにより実施が難しい場合もありますが、条件が整う際には、今後もこうした機会をつくっていければと思います。
