家には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの材質、建築方法の違いがあります。
今回はそれぞれの特徴を簡単に紹介します。
木造

木造とは
構造を支える梁や柱に木材を用いる建築物です。
日本では最も多い建築方法であり、神社仏閣や伝統的な建物に多く用いられます。
メリット
- 材料費が安く、建設コストが安く済む
- 木の経年変化を楽しめる
- 調湿効果がある
- 環境保護に貢献できる

デメリット
- 他の材質に比べて耐用年数が短い
- 防虫処理が必要な材種がある。
- 防音性が低い
鉄骨造

鉄骨造とは
Steel(鉄)の頭文字をとって「S造」と呼ばれており、
構造を支える梁や柱に鉄骨を用いる建築物です。
主に倉庫やドームなど大型の建築物に用いられます。
メリット
- 鉄筋コンクリート造よりコストを抑えて家を建てられる
- 耐震性が高い
- 木造より品質が安定している

デメリット
- 防音性が低い
- 断熱対策が必要
- 防振性が低い
鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造とは
Reinforced concrete(鉄筋コンクリート)の頭文字をとって「RC造」と呼ばれており、
構造を支える梁や柱に鉄筋コンクリートを用いる建築物です。
主に高層ビルやマンションなどの高い建築物に用いられます。
メリット
- 遮音性が高い
- 断熱性が高い
- 耐用年数が長い

デメリット
- 資材が高く建築コストが高くなる
- 通気性が悪くカビや湿気の温床となりやすい
- 重量が重く建設地を選ぶ
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造それぞれに良し悪しがあり、
一概にこれが良いという答えは出せませんが、
家を建てるとき、何を優先するかで材質を選べば良いと思います。