家を建てるとき、使用する木材を「どこの国の木を選ぶか」「どこの地域の木を選ぶか」は大きなポイントになります。木の特徴を理解して選ぶことで、家づくりへの愛着もより一層深まります。ここでは、国産材と外国産材(外材)の違いについて詳しく解説します。

国産材

国産材とは、日本国内で育ち、伐採・加工された木材を指します。

特徴

  • 日本の気候風土に適しているため、高温多湿でも狂いや腐朽が起きにくいといわれています。
  • 年輪が細かく、木目がまっすぐで美しいため、見た目の良さや強度の安定性に優れます。
  • 地域ごとの「地産地消」として使うことで、森林整備や環境保全にも貢献できます。

代表的な樹種

  • 杉(スギ)・桧(ヒノキ)・松(マツ)など。
  • 特に高知県馬路村の「魚梁瀬杉」や高知県の「土佐桧」は、粘り強さや香りの良さから人気があります。

メリット

  • 調湿性が高く、室内環境を快適に保つ。
  • 国内流通のため輸送距離が短く、環境負荷が少ない
  • 木材利用が日本の森林を守り、持続可能な林業の循環につながる。

外国産材(外材)

外国産材とは、海外から輸入される木材の総称です。主な輸入元は、北米、北欧、ロシア、中国、ベトナム、EU諸国などです。

特徴

  • 大規模な植林や伐採が行われているため、流通量が安定しています。
  • 価格が比較的安価で、コストを抑えた住宅建築に適しています。
  • 樹種によっては、国産材にはない独特の色味や質感を楽しめます。

代表的な樹種

  • 米松(ベイマツ)・米杉(ベイスギ)・ホワイトウッド・レッドウッドなど。

メリット

  • 価格が手ごろで安定供給が可能。
  • 強度の高い樹種も多く、構造材としての利用実績が豊富

注意点

  • 輸送距離が長いため、環境負荷(CO₂排出量)が大きい
  • 日本の気候に馴染みにくい樹種もあり、含水率や乾燥処理の違いから、施工後に変形する場合もある。

国産材と外国産材をどう選ぶ?

近年は、無垢材と集成材の組み合わせで家づくりを行うケースが増えています。

  • 強度やコストを重視する部分には外国産材(集成材)を、
  • 内装や意匠性を重視する部分には国産材(無垢材)を、

といったように、バランスを考えて取り入れるのが主流です。

また、地域の木を使うことで補助金制度や認証制度(例:合法木材認証、FSC®認証)が適用される場合もあります。工務店や設計士と相談しながら、自分のこだわりに合った木材を選ぶことをおすすめします。

まとめ

  • 国産材:美しい木目・日本の気候に適応・森林保全に貢献
  • 外国産材:安定供給・価格の安さ・豊富な種類

家づくりにおいては、「価格」「デザイン」「環境」「地域性」などの観点から総合的に判断することが大切です。

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